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第4期事業化検討PJ参加者を募集中!
12月1日~2月28日の3ヶ月間で実施する事業化検討プロジェクトの参加者を募集しています。
副業の経営人材、研究者とがチームを組んで、初期事業仮説の構築と検証を行います。
多くのチームで検討結果を用いてGAPファンドに申請しており、GAPファンドに申請する際はKSPが事業化支援機関としてバックアップし、採択後の起業検討においても継続的にサポートを行っていきます。
<第4期に参加予定の研究者>
■北陸先端科学技術大学院大学 教授 栗澤 元一
「点眼によって後眼部疾患を治療する革新的ナノ粒子の事業化」
加齢黄斑変性の治療薬開発。日本人に多い滲出型を対象としており、異常な毛細血管の新生が原因とされています。現在の治療は眼球に血管新生阻害剤を直接注射する方法が主流だが、患者に負担の少ない点眼薬での治療を目指す。
■横浜国立大学 量子情報研究センター センター長・教授 小坂英男
「量子計算網構築のための量子インターフェース開発」
超伝導量子コンピュータチップを光ファイバー量子通信で接続する量子インターフェースを開発する。超伝導量子ビットから出力されるマイクロ波帯の光子と光ファイバーから出力される光学帯の光子を媒介するための量子メモリと、相互作用を増強するためのナノ構造のオプトメカニカル(フォトニック(光)+フォノニック(音))結晶共振器をコア技術とし、ダイヤモンド成長、ダイヤモンドナノ加工から3次元実装まで一貫して開発する。
■千葉大学 フロンティア医工学センター教授 兪文偉
「超小型MR(磁気共鳴)プローブを用いたポイントオブケアMRIシステム」
高齢者にとって放射線被ばくリスクの低いMRIは有用な画像検査であるが、診断装置が高価であり導入されている病院が限定される。今回はより小型で扱いやすい永久磁石を用いた低磁場MRIシステムを新たに提案する。(1/10以下のコスト、1/15以下の設置スペース)
■信州大学 理学部 教授 朴虎東
「水中スピーカーの低周波振動を応用した有害アオコ制御装置の実用化」
ダムや淡水湖で水質悪化の原因であるアオコの生育抑制技術を開発、諏訪湖での屋外実験により高い効果を実証した。本システムを発展させ、よりコスト低減、性能向上させた商品化を目指す。
■信州大学 医学系研究科 教授 新藤隆行
「腫瘍微小環境を再構築し、転移を断つ──難治性がんに挑む創薬戦略」
※特許出願準備中につき、詳細はNDA締結後に開示
癌周辺に特異的に存在する腫瘍微少環境に着目。癌治療薬の治療効果を妨げる線維芽細胞とマクロファージを同時に制御できる分子を特定した。
癌細胞の防御機能を除去し、既存治療法と併用することで圧倒的な癌治療効果を動物実験で証明した。ワクチン、抗体、核酸医薬品として開発を進めている。
■群馬大学 大学院医学系研究科 准教授 谷口公介
「産科医の分娩計画立案補助のための陣痛発来予測プログラム医療機器の研究開発」
バイタルデータ+臨床データにより陣痛の発生時期を予測する方法を考案した。帝王切開による無痛分娩希望者を対象に出産時期を正確に予測することにより安全、計画的な出産を実現させる。


